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2011パリブレストパリ参加記 10 3日目 予兆

■第7PC Carhaix-Plouguer(703km)~第8PC Loudeac(782km)予兆


→ルート

ブレストの隣のコントロール、Carhaix-Plouguer(カレー=プルゲ)に再度到着。昨夜、往路でここに辿り着いたときから12時間と経っていないのに、ずいぶん時間が過ぎた印象。たむろしている人も減っていて、なんだか焦ってしまいます。でも待て。残り時間はまだ50時間近くある。今走ってきた区間で、目標タイムの70時間にもかなり近づいてるじゃないか。ここであらためて頭を切り換え、無理は絶対にせず、快適に完走することを方針とすることを確認します。

しばし食事休憩。スタート前日に見かけたフィリピンの女の子の一部が座り込んでいます。どうやら後続を待っている様子。でも、往路でまだカレーだとすると、タイムアウトしてるんでは…? と、よけいなおせっかいするのはやめよう。

さて、出発。

←PARIS   BREST→

と行く先が分かれていることに、妙な感慨を覚えます。そうか、すでに復路に入っているんだよね。それでもまだ、実感は湧いてきません。これしきで復路にいるなんて信じられない。まだ往路の途中?という感覚。それでも迷わず左にコースを曲がり、次のPCであり、ドロップバッグポイントであるLoudeac(ルデアック)に。

ルデアックまでのコースは、さほど苦労せず通り過ぎました。先ほど決めたとおり、絶対に負荷は掛けないという方針は堅持。後続にいくら抜かされようと、上りはゆっくり。そして下りでは、クランクを停めて休んでいる先行者を尻目にクルクルと一定ペースで飛ばしていきます。しかし、少し脚に違和感が生じてきました。右膝にかすかに、しこりのようなものが。痛いと言うほどではなく、長距離走っている際に特有の疲れのようなもの。でも、今朝からまったく無理はしていないし、体調はすこぶるいい。さほど気にしなくても大丈夫だよね。そう考えて、そのまま進みます。

そのうち、昨日眠くて路肩に倒れ込んでいたポイントあたりを通過。こういうところで、半分立った状態で寝てたんだ…
From PBP2011



そして丘のピークにある村を通り過ぎたとき、子どもたちが手を叩いて応援してくれているのに遭遇。嬉しくて、思わず「FOTO!」と声をかけ、走り去り際撮らせてもらいます。PBPの参加者から撮られることを想定していなかったみたいで、ちょっとビックリの様子。突然固まってしまいました。そりゃそうだよね。日本人以外で、走りながらカメラを撮るランドヌールには私自身一度も遭遇しませんでしたし。
From PBP2011


From PBP2011


途中の辻に立っていた、PBPの進行方向を示す標識。右の、黄色地にピンクの矢印が往路、ブレスト行き。そして左の、オレンジ地に青い矢印が復路、パリ行き。最初説明書を読んだとき、なぜそんな配色にするのか意味がわかりませんでした。でも実際に見ると、すべて蛍光色の組み合わせ。きわめて合理的だと思います。ルートは事前に主催者から発表され、ルートデータはGPSサイクルコンピュータに取り込んでおくことができますが、これがけっこう実地と違うことも。やはりこの矢印がいちばん信用のおける存在なのでした。ちなみにそれぞれの矢印の先端は再帰性反射材。夜間でもライトに反射するようになっています。
From PBP2011



そんなこんなで、ここでもさほど苦労することなくルデアックに到着。時刻は15:30。仮眠しておくかなと思ったものの、ブレストに至る道であれほど大勢の参加者が迫っている様子がプレッシャーとなっていて、先に進むことを決意させました。とはいえ、仮眠以外でもたくさん時間は取られます。まずウエア選び。長袖と半袖、どちらにしよう。iPhoneがあれば天気予報で判断できるんだけど。ドロップバッグの見張りをしていたツアー会社のかたに予報を聞いてみると、「みなさんに聞かれるんですが、晴と雨と曇りのマークがいっぺんに出ててわからないんですよね」と、なんとも頼りにならない答。なんじゃそりゃ… なら、自分が数日前に得ていた情報をもとに、前半ほど気温は上がらないと信じて長袖&タイツで行こう。そのまま「お風呂セット」をもって、昨日の収容所のようなシャワー室に向かいます。

昨日と比べて大きく違うところは、さすがに800km近く走ってきて、お尻がかなり痛くなっていること。通常のロングライドではレーサーパンツのパッド部分に擦り剥け防止の専用クリーム(assosのChamois Creme)とワセリンをべったり塗りつけています。しかしこの距離だともっと対策が必要と言うことで、痛み止めのロキソニンを定期的に飲んできました。ここでさらにもう一段と言うことで、ReSkinという、お尻に直接貼り付ける擦れ防止のシール状のものを貼り付けます。これを貼っていると大きい方のトイレではいちいち剥がさなければならず、不潔な感じもあってほとんど使ってこなかったのですが、万全を期します。

また、先ほどすこし感じていた膝の痛みに対応するため、持参したキネシオロジーテープを右膝に。一連の作業は下半身裸の状態で行わねばならず、余人に見られると国際問題になりそう。でも幸いなことに、脱衣場には誰もいなくて助かりました。

予備のリチウムイオン電池や補給食などもフロントバッグに積み込み、再出発です。このルデアックの街はやけにギャラリーが多く、駐輪場への道には数百人が詰め掛けています。赤ん坊を抱いた若い父親が興味深そうに私の準備を眺めていたので、タッチパネル式のGPSを操作。ルデアックの市街地図を見せてあげます。現代の自転車乗りであれば珍しくもない装備ですが、ずいぶん驚いてくれたようで、こちらとしてもちょっと満足。

実は、上記の準備だけで2時間ちょっとが経過しています。時刻はすでに17:30過ぎ。ああ、なんてのろまなんだろう。自己嫌悪に陥りながら、でも先ほどのペースは堅持したまま出発。

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2011パリブレストパリ参加記 9 3日目、突如絶好調

■ Brest(618km)~Carhaix-Plouguer(703km)突然、絶好調

→ルート

7:25。濃い朝靄の中、ブレストのコントロールをイタリア勢+αの数名で出発。

From PBP2011

From PBP2011

あまり調子が出ない。思いのほかアップダウンがあり、何枚も着込んでいたので少々暑くなってきたな。グループを見送り、広くなった路肩でゴアジャケットを脱ぎ、収納。コントロールからしばらく走ってきたから、残すところちょうど600kmか。

再び漕ぎ出すと、体の内側で突然スイッチが。さっきまでのどんよりした苦しさはどこへやら、前触れなく元気に。数百メートル先行していたさっきの集団にあっという間に追いつき、追い越し。ブルべで長距離をやっていると、時々こんなことが起きます。これまでその機序がわからなかったけど、これではっきりしたかも? 消費し尽くしていたグリコーゲンが、24時間ほどかけて再び蓄積されたのでは? まあ、「突然スイッチが入る」のがなぜかはいまも不明だけど、大きく間違ってはいないはず。でもせっかく体調が元に戻ったのに、ここで再び使い切らないようにしなければ。また翌日まで辛くなるからね。そんな思いもあり、無酸素領域にはしないよう、あくまで抑えて走ることを意識。

突然絶好調になってからは、ほんとに面白いように辛さがなくなります。すらりと脚の細い、いかにも速そうな参加者がパスしていきましたが、間もなく追いついてしまいます。

From PBP2011


風景はいかにも地方の大都市といった風情から、徐々に日本の山間部と似た雰囲気に。深夜に居眠りするほどだった長い下り坂。いま反対方向から上っているわけだけど、クランクが回る回る。ハンドルにしがみつくようにして漕いでいる先行車を次々パス。

3%もない坂だし、ほんとはこの状態が普通なんだよね。などと急に傲慢な思いも湧いてきたり、周囲を観察する余裕も出てきたり。朝靄はいつかはっきりと霧雨に変わっています。反対車線を眺めながら上っていると、日本のみなさんが大勢下って行きます。
From PBP2011


@1717inainaさん、 @take0204さんにエスコートされた白木会長、その他この区間で見かけたのは20人超。みんな私がこの区間を走っている時よりも格段に元気そう! 見かけるたび、がんばれー! と声をかけます。実はあとで励ますどころの騒ぎじゃなくなることも知らずに…

すれ違った時は気づかなかったけど、ambassador_spockさんもすれ違い。小径車Gaapなのに凄い!
From PBP2011


From PBP2011

飽きるほど長いダラダラ坂を上っていると、わりあい速いランドヌールたちもごぼう抜き。そうすると彼らの闘争心に火がつくようで、凄い勢いで追いかけて来られ、再び追い抜かれ。でも、私はずうっとマイペース。無理をすると長続きしない事は明らかです。そして追い抜いていった人たちは例外なく、間もなくタレて再び後方に。

つい数時間前、深夜あれだけ苦労した長い峠をらくらくクリア。
往路は真っ暗で気づかなかったけど、峠の上はこんな洒落た街並みだったとは。ペットボトルの給水サービスがあったので、少しいただきます。
From PBP2011

From PBP2011


ここがたしかこの峠の最高地点? 遠藤に車をとめ、ギャラリーが多数つめかけていました。
From PBP2011


長い下りを経て、少しアップダウン。これまた昨夜は真っ暗で気づかなかったけど、左右は広大な放牧地でした。牛がのんびり。
From PBP2011


From PBP2011


同様に、昨夜恐れたカレー=プルゲ手前の長い上りも苦労することなくクリア。
From PBP2011

From PBP2011

From PBP2011


こじんまりとかわいらしい横町を過ぎると、間もなくコントロールポイントへ。かなり快調に辿り着きました。
From PBP2011
後日の記録をみると、カレー=プルゲからブレストまでの往路は7時間13分。それに対して、復路は4時間51分。
Carhaix-Plouguer 525.0 08/22 23:28 29:28
Brest 618.0 08/23 06:41 36:41
Carhaix-Plouguer 703.0 08/23 11:32 41:32
しかしこれはブレストで休憩していた時間を含んでいます。ブレストを出発したのが7:25だったので、実際の帰路所要時間は4時間7分でした。

往路のほうは8kmほど遠回りするコースだったようですが、それを考慮しても段違いに早かったことは事実。突然どれだけ快調になったか、おわかりいただけるでしょう。

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2011パリブレストパリ参加記 8 3日目、ブレスト到着

■8/23 第5PC Carhaix-Plouguer(525km)~ 第6PC(折り返し)Brest(618km)


→ルート

さて、次はいよいよ折り返し地点、ブレストです。カレーのコントロールを出たあと、すぐに山沿いの道を下ります。…延々下り。もう不安になるくらい下り。帰りにこれを上り返さないといけないことがわかっているので、憂鬱。そして下りきったと思ったら、今度は延々と上り。標高差にすると300m程度だし、このところ国内ブルベなどで2000m超級の峠を連続クリアしている身としては、たいしたことはない…はず。なのに、どうしたわけか全然力が出ず。先ほど同様、周辺のランドヌールたちも辛そうで、私と同じ程度のスピード。雨は小やみになったものの、今度は霧が出てきました。照明などまったくない山道でも、いつもならLEDのフロントランプがあれば安心です。なのに白い照明は目の前の濃い霧に乱反射して見通しがききません。自転車にもフォグランプが必要だと思うほど。

互いに不安に思うのか、徐々に前後の参加者たちが固まってきて、やがて集団を形成。
From PBP2011


そして霧が出てくるにつれ、眠気も増して危険な状態に…
From PBP2011


ところで、昨日の深夜ライドから思っていたんだけど。夜中になるとみんな無口になるし、ウエアも反射ベストくらいしか見えないため、どこの国の人なのかがわかりにくい状況。右側通行ということ以外は、これが国内ブルベだといわれても容易に信じそうです。ツール・ド・フランスなどのプロツアーなら、どの選手もほっそりして綺麗な脚をくるくる回しています。しかしいま周囲を走っているのは、日本人といっても通るような体型のおっちゃんたちばかり。なんだ、外国人といっても我々日本人と大差ないよね。夜間ライドは人種の壁も取り払ってくれるような気がします。

夜&霧で見通しが利かず、まっすぐに上り続ける単調なコース。どんどん内省的になっていくようです。それすなわち、入眠状態に近づいているわけで。気がつくと、うおおおっ! 居眠りしており、反対車線に大きくはみ出していました。クルマの通行はほとんどなかったものの、すでにこの時間はブレストから折り返してきた自転車がたくさん反対車線を通り始めています。ぶつからなくてよかった… あわてて右車線に復帰。そして、大事をとってまたも路肩での仮眠を選択します。

こんなにあちこちで寝るブルベも初めてです。その反面、からだへのダメージがさほどないのは助かります。やっぱり、ちゃんと休みながら走らないとダメなんだろう、とあらためて感じ入ります。

先ほどと同様、眠気の大波に意識を持って行かれて数分間熟睡。一時的にではあれ、頭もすっきり。こんな程度のダラダラ上りに苦労しているのも情けない話ではありますが、もう少し頑張らねば。でもGPSの走行距離と標高をみると、あと数kmで最高地点に達しそうです。そのあとはPBPのルート最長の下りが待っています。そういえばルデアックのドロップバッグ地点で、親切な人から携帯カイロをいただいたっけ。その方曰く、「ブレストまでのえらい長い坂で腹冷えるよってに、これ持ってってジャージの前に貼り付けといた方がええで」ということでした。

実は寒がりの私は今回15枚も携帯カイロを持ってきていたのですが、咄嗟にそのことを言い出せず。ありがたく頂戴しました。そうか、その坂の下りがカイロの使いどころなんだな、と参考にさせていただいたくらい。GPSと目視で最高点に達したことを確認してから、再度加わっていた集団から離れ、ひとりダウンヒルの装備を着込みます。
他のランドヌールたちは「なんでこんなところで立ち止まるんだろう」という目でこちらを見ながら次々坂を駆け下りていきます。私からすると、こんな寒いなか、長い坂を半袖&膝上丈のレーサーパンツだけで下りられる君たちの方が信じられないよ、という感じ。

さて、ダウンヒル開始。しかしさほど斜度がないこと、みんなクランクを回さず下りていることもあり、さほどスピードは出ません。防寒対策はしてあるため、思いのほか快適です。しかし惰性で下るとまた眠くなる… いま振り返るとぞっとすることですが、長い長いダウンヒルの途中、半分くらい居眠りをしていました。もしこのとき自爆落車してしまったら、回りの参加者を巻き込んでたいへんなことになっていたかも。上りならまだしも、下りの路肩で寝ると低体温症になりかねないので避けたのですが、やはり寝た方がよかったと反省しています。

時間を確認していなかったのでわからなかったけど、延々30分くらい下っていたような気がします。再び平坦になり、徐々に市街地の雰囲気が。それに伴い、ようやく目が冴えてきました。と同時に、集団のペースに我慢できなくなり、ひとり飛び出して先行。

まもなく再びアップダウンがスタート。これまでと違い単独走。しかも周囲はほんとうにまっくら。しばらくすると、轟音をたてて背後から大型トラックがやってきました。そして目の前は路肩のないロータリー。避けようがなくロータリーに飛び込み、コースと思しき分岐に逃れます。すると背後のトラックが「プオオオオオッ」と大音量のクラクション。ああ、フランスにも日本のように交通弱者をあおるクルマがいるんだ… 一瞬悲しくなりますが、すぐにそれが勘違いだとしれます。私が入った道はコースとは違うものだったのでした。トラックの運転手はきっと、「おいおい、あんたブレストに行くんだろ?そっちじゃねえよ!」と教えてくれたのではないでしょうか。

感謝しつつ、正しいルートに復帰。そこから先は比較的平穏。まっくらな住宅地を過ぎ、ハイウェイ沿いの道を進み、海沿いの橋を通過。港町ブレストらしく、貨物船が多数停泊しているのを横目に走ります。

暗い中、標識にとうとう「ブレスト」の文字が!あと数キロで折り返し点!!
From PBP2011


実はすでに朝の6:30を回っているのに、市街地はまだ深夜の雰囲気。
From PBP2011


やった!ついに折り返しのコントロールに到着。でもそんな風情は全然なし。正面の体育館にバイクを停め、通過チェックもそこで。
From PBP2011


食事場所がわからずこの建物の反対側をしばらく探し歩いたものの、実は手前の建物のなかでした。ようやく腰掛け、ひと心地。

どこに行ってもあまり印象の変わらない食事風景。しかし正面でレスキューシートを被っているかたは、どう見ても70代後半です。すごい健脚…!
From PBP2011


ブレストは大きな町なのに、食事内容はいささかプア。コーヒー用のプラスチックカップがカフェオレボウルを模しているのはお国柄。どこでもドバッとなみなみ注いでくれ、席に着くまでに少しトレイにこぼしてしまうのがお約束。
From PBP2011


フランスパンのサンドイッチをもぐもぐしていると、目の前にあまり見かけない人種の参加者が座りました。聞くと、サモアから1人で来ているそう。へー!偏見かもしれないけど、ロングライドできる場所がなさそうなのに。しばらく片言の英語で話していたものの、何回もサンドイッチやら飲み物を買いに席を立つ彼にいい加減つきあえなくなり、互いの健闘をたたえ合って別れました。

さて、そろそろ復路に入りますかね。ここまでの到達時間は36時間40分。国内の600kmブルベでは、よほど難易度が高くない限りここまで時間がかかったことは稀です。国内に比べて信号待ちの時間がほとんどなく、PCの数も少ないので本来はもっと早く着くべきという気が。一方で、駐輪場所や通過チェック、トイレ、食事場所がひとつひとつ離れた場所にあり移動に手間取ることなどもあるものの、やはり時間がかかりすぎ。昨年四国一周1000kmを走った際のタイムがメカトラ込みで63時間ほどだったので、今回は70時間切りが密かな目標でした。なのに、もうハーフタイムを割り込んでいます。こんなことで大丈夫?

少々プレッシャーを感じながら、復路を出発します。
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2011パリブレストパリ参加記 7 2日目その2

■8/22~23 第4PC Loudeac(449km)~第5PC
Carhaix-Plouguer(525km)


→ルート

午後8時だというのに明るいルデアックを出発し、次は76km先、525km地点の第5PC Carhaix-Plouguerを目指します。これまで登坂は取り立てて苦にならなかったのに、このあたりからかなりペースダウン。情けなく思いながらえっちらおっちら上ります。しかし、周囲のランドヌールたちの顔ぶれは30km近くほとんど変わらず。要は私が遅くなっているのと同様、みんなも辛いわけで。「我も人なり、彼も人なり」。こんなところで金八先生のセリフを思い出したり。

いくつかのピークを過ぎ、緩やかな下り基調にさしかかった場所で、雨粒が顔にかかりました。ありゃあ、とうとう降ってきたか…。iPhoneが手元にあったときに最後に見たルデアック~ブレスト周辺予報では、この日は降水確率70%でした。しかし、さっきあれほどピーカンだったため、もう雨は降るまいとレインパンツをドロップバッグに残してきたのでした。さほど強い雨ではないけれど、ウェアには着実に雨染みが。もう少し降ってきたらゴアテックスのレインウェアだけでも羽織るか。思う間もなくしとしとと強まってきたため、傍らにバイクを停め、上だけ着込みます。まあ、ないよりはマシという程度。

でも、幸いなことにそれ以上強まる気配もなし。逆にスピードを上げると、雨の範囲を抜け出せそうです。徐々に霧雨のレベルになり、それもほとんどなくなりました。本降りにならなくてよかった。安心すると、さっきPCで寝てきたばかりなのに眠気がぶり返してきます。やがて我慢の限界を超え、マイクロスリープが始まってしまいました。これじゃあまずい、少しでも寝ておかないと。後続車両を驚かさないよう、道路から少し奥まっていて、かつ上に雨を遮るものがある場所を探していると、太い木が数本生えたトウモロコシ畑に向かう農道がありました。もういいや、ここで寝てしまえ。バイクを斜めに立てかけ、草むらに仰向けになります。あたりは完全に暗闇。実は夜中のルートの路肩というのは、我慢できなくなった参加者の用便ポイントとしても使われるのです。時間が経過して通過者が増えれば増えるほど、用を足した跡にぶつかるリスクも。でもこの時間ならまだ大丈夫だろう。目をつぶると、なにかの大波に意識をさらって行かれる感覚があり、あっという間に眠りに落ちました。

しかし寝られたのは、たぶん数分程度。さっき逃げられたと思っていた雨が、再びしとしとと。しかたなく起き上がり、あまりスッキリしないまま漕ぎ出します。ところが10kmいかないうちにまたも眠気。今度は雨脚が弱まったことを確認したうえで路肩にそのままバイクをひき入れ、土手の法面になかば立ったような格好で寝ました。参加者の邪魔にはならないけど、反射ベストを来たままなので、ライトに照らされるととても目立ちそう。寝ようとしていると、通りかかったフランスの参加者がひとこと「Bon?」。たぶん「大丈夫?」くらいのニュアンスなんだろうと思い、「Bon!」と返事したところ、納得した様子で走り去っていきました。ここでも数分睡眠。霧雨は出たまま収まらず、残り10キロ程度進み、525km地点の第5PC、Carhaix-Plouguer(カレー=プルゲ)に到着。

このあたりは私が走っていた場所よりもさらに降っていたようで、地面はぬかるんでいます。施設の床も泥だらけ。スタンプを押してもらった時刻は22日の23:28。2日目の深夜に掛かってきたため、先行の参加者たちにも疲れた様子がうかがえます。これまでよりも爆睡している割合が高い様子。
From PBP2011


ドイツ勢が集団で寝ています。お行儀がよくてよろしい。
From PBP2011


これもまだお行儀がよいほう。ただしレスキューシートで頭隠して尻隠さずで寒くない?
From PBP2011


私もさっきの眠気がまだ払いきれていないため、机に突っ伏します。ときどき屋根を叩く雨音が響き、かなり降っている様子。「いま出てもずぶ濡れになるだけ」と判断し、1時間半ほど眠ります。案の定、起きて顔を上げてみると、先ほどより濡れた参加者が増えています。トイレ前の通路にも寝ている人がいて、下に敷いた段ボールが人のかたちに水を吸っているのが哀れでした。

食事とトイレ、睡眠あわせて2時間強滞在。ところでこれは余談ですが…。今回遭遇した洋式トイレは、便座のないものが大半でした。というより、フランスの公衆トイレはもとから便座のない設計が主流なのかも?トイレットペーパーを便座代わりに敷くのか、片足を便器に載せて体を固定して致すのか。結局よくわかりませんでした。おそらく女性が小用する場合は、きっと中腰の状態でささっと済ますのではと推測します。私も大きい方はそのスタイルで通しました。おかげさまで毎回ズドンと一瞬で出てくれたので大助かり。それにしてもロングライドで脚にダメージが来ているのに中腰で用を足すというのは、まさに拷問です。


さて、そんなわけで出発です。次の目的地は、いよいよ「パリブレストパリ」の折り返し地点、「Brest(ブレスト)」!

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2011パリブレストパリ参加記 6 2日目その1

■8/22第1PC Villaines-la-Juhel(221km)~第4PC Loudeac(449km)



Villaines-la-Juhel(ヴィレンヌ=ラ=ジュエル)、221km地点
From PBP2011



第1PCのVillaines-la-Juhel(ヴィレンヌ=ラ=ジュエル)に到着しました。記録は8時間59分。通常の200kmブルベと比較すると同程度のペースなので、もう少し落としたほうがよさそう。ここでゆっくり食事休憩などしたいところだな。なのに、メニューにはパンの類が記されているのに、なぜか飲み物しか置いてない! しかたなくショコラオレとオランジーナをオーダーして椅子に座ります。しかし、ここで補給食を入れておかないと次のPCまでからだがもたないよな… ふと横を見ると、誰かの食べ残したトレイがあります。PCの食事場所ではどこも、食べたあとトレイを放置しておけば年配のボランティアが片付けてくれるという、ちょっと胸の痛むシステム。で、そのトレイの上には、さっき私が注文しようとして果たせなかったパン=オ=レザンが載っかっているではないですか。見たところ囓った形跡もなく、どうやら食べきれずに残していったみたい。

そっと辺りを窺ってみます。食堂はこんな状況。誰も東洋人の私に注意を払っている様子はありません。
From PBP2011


正面のランドヌールがいなくなってから、左の食べ残しを頂戴することにしました。
ほどなく、彼は席を立っていきました。いいか野郎ども、敵に見つからないように静かにやれ! ゴーゴーゴー! 何食わぬ顔をしてパンを自分のトレイに移動。そしてかぶりつきます。う、これはうまい! カロリーたっぷり、砂糖でどっしり重い、パンと言うよりはタルトのようなレーズンパン。これだけの量なら、次のPCまではもちそうだ。一気食いして舌なめずりしていると、売場のほうでドカンとなにかが置かれる気配。見ると、そこにはさっきまでなかったパンの山ができています。どうやら私は、品切れで補充される合間に並んだみたい。苦労して見知らぬ他人の食べ残しを奪う必要はなかった…

食べ終わったところで、眠気もあるので一寝入りしようかな。ちょうど背後は壁になっており、こんな状況で野戦病院化していました:
From PBP2011

見ると、Assosブランドで固めた写真の彼の足元に1人分の空きができました。ラッキー! あわててヘルメットをつかみ、それを枕にアソスな彼の足元に横たわります。しかし、寝ぼけた長い脚が私の頭をキック! ヘルメットを枕にしていなければ、もろに頭に喰らっていたはず。しかも、なんというか、その、ソックスが臭い… 走り始めて半日でなんでこんなになるわけ? と問い詰めたいくらいです。幸いなことにこちらも睡魔に襲われていたので、そのまま小一時間熟睡してしまいましたが…

ふっと目が覚め、気がつくとすでにこのPCに到着してから1時間半以上が経過。まずい! いきなり長居してしまった! あわてて起き上がり、相変わらず寝ている脚長ソックス氏を残して出発します。少し寝たことで、体力も回復したようです。では第2PCに向けてスタートしますか。次は89km先、Fougeres(フジェール、310km地点)です。

第1PCにつくまでに数十人のランドヌールにパスされてきたけれど、この区間ではそこそこ調子がよく、逆に120人くらいをごぼう抜き。もっとも、寝ている間にもっと大勢が先に行ってしまったはずだけど。しかし、ここはもっと抑えておくべきでした。この区間を走るうちに体内のグリコーゲンが消耗し尽くしてしまい、低心拍の有酸素レベルでないと体が動かなくなってしまったのでした。

この区間は真っ暗だし走るのに集中していたこともあって、写真は撮らずじまい。…いや、ほんのわずか撮っていました。でも、何を撮影したのかさっぱり不明…
From PBP2011


それにしても、走っている本人が意識朦朧としているのに。こんな時間でも家の前に椅子を出し、「Allez! Allez!」などと応援してくれる人がいるのに勇気づけられます。ちなみにそういう声援に接すると私もできるだけ「メルシ!」やら「ボンソワ!」やら返事していたのですが、一緒に走っていたイタリア人のおやじさんは「グルァアツィア! メルチー!」とフランス語部分までひどくイタリア語訛りでおかしかったものです。


そして第2PC、Fougeresで撮った写真はたったこれだけ。見た目も栄養バランスも悪そうだよな…。そのわりに会計は900円近く。ちなみにここはレシートが出ましたが、どの食事場所もほとんど会計はボランティアのおじさんおばさんの暗算頼り。知り合いとお喋りしながら、というケースもあって、かなりいい加減そうでした。
From PBP2011


ここでもほんのわずか仮眠するなどして、50分滞在。8:30頃スタート。つづいて、54km先の第3PC、Tinténiac(タンテニアック)です。ここは下り基調なのと距離も短かかったため、2時間半弱で着けました。すでにここまでの各地点の食事で、

・今後も同様なメニューが続くことが予想できる(1PCのパン=オ=レザンなら歓迎だけど、他では見かけなかった)
・このままでは栄養バランスが悪すぎる

…ということで、自転車用のレーションを売っていたので買うことにしました。
日本で売っているものはバラエティが少なすぎるけど、こちらはこんな片田舎なのに結構豊富。いいなあ。
From PBP2011


さて、次はいよいよドロップバッグのある第4PC、449kmのLoudeac(ルディアック)。第3PCからは85km先です。しかしその途中、25kmほど進んだ地点でシークレットコントロールが出現。「シークレット」というのは、一般的にはショートカットされそうなルートや難所に、事前告知なく設置されたチェックポイントのこと。しかし、ここがそうした目的のために置かれたかどうかはよくわかりませんでした。地域振興の目的で立ち寄らせている、なんてこともあったりして。いずれにせよ85km走るつもりで補給をしてきたので、ここではトイレに寄る程度でパス。
From PBP2011


ルートのあちこちにはたくさんの花が。ただ、殆どの場合はきれいだな、撮影しよう、と思っている間に通過してしまうのですが。戻って撮るほどの余裕もなく、自分の目だけで楽しみます。
From PBP2011


そして、村の小高い丘にはたいてい教会の鐘楼が。
From PBP2011


走っている間に晴れ間が広がり、昨日並みの快晴に。どんどん気温も上昇し、またも体力を奪っていきます。必死の思いで走り、ようやく449kmのLoudeac(ルディアック)に到着。この前後はドロップバッグのことに注意が向いてしまい、まったく写真を撮っていません。まずはコントロールに立ち寄り、ブルベカードにスタンプを押してもらってから、レストランで軽く食事。ついで自分のドロップバッグを受け取り、着替えを取り出し、シャワーへ。私の場合、夏場のライドでいちばんの障害は、汗でウエアがべたべたすることです。ウエアが張り付くとそれだけで鳥肌がたち、どれだけパフォーマンスが悪化することか。なのでこの数十kmは、ずっとシャワー、シャワー、と念仏のように唱えていました。コントロールポイントで使われているフランス語でも、真っ先にDouche(ドゥーシェ/シャワー)を覚えたくらい。

しかし、ここのシャワーはなんというか、強制収容所みたいな施設でした。広い部屋の天井に水道管が巡らされ、あちこちに取り付けられた如雨露から湯がまっすぐ下にしたたり落ちてきます。そして小さな丸石けんと、体をふくためのペーパータオルをわたされるのみ。これで料金は3ユーロ。しかし贅沢はいえません。汗を洗い流せるだけで天国です。そして新しいウエアに着替えてさっぱりすると、今度は仮眠所を利用します。ここは屋内のバスケットコートのような場所に、数十のマットが並べられているだけの場所。受付で4ユーロを渡すと、紙皿でできた手製の時計が示され、起こして欲しい時間を指定するよう言われます。ここに到着したのは15:11。そして今の時刻は、スマホがないのでわからないけど、たぶん16:30頃。少し長めに寝ておこう、と短針を20時の位置に動かして見せます。すると背後の巨大なホワイトボードの自分の受付番号のところに、起こす時間が記入されるという仕組み。たぶん時間になったら係の人がやって来て、「ムシュー、時間だよ」と揺り起こしてくれるんだろうな。その後くだんの大部屋に案内され、マットに横たわります。すでに十数人が睡眠中で、なんというか霊安室の雰囲気。…しまった、アイマスクと耳栓を持ってきていたのに忘れてしまった。でも面倒なのでそのまま就寝。

目が覚めると、19時です。指定したよりも1時間早いけど、2時間以上眠れたし、頭もすっきり。出発の準備を始めます。ドロップバッグの場所に戻ってみると、10人程度の日本人参加者のみなさんがいてびっくり。かなり急いで来たつもりなのに、もう追いつかれてしまった! 5時間も滞在していたし、しょうがない? 結局20:00過ぎに出発。ひとつひとつの施設の場所が離れていて、どうしても時間が掛かるんだよね…
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2011パリブレストパリ参加記 5 スタート

■8/21~22 スタート~PC1(221km)

PBPの参加に対して真剣に考えるようになってから約2年、ついに念願のスタート!
From PBP2011

当初聞かされていた情報では、スタート直後はみんなとにかくハイになって飛ばすのに道路の幅員が狭い、石畳でライトやポンプを落としやすい、という落車の悪条件が全部揃ったような状況を想定していました。しかし、実際はご覧の通り。非常に走りやすい状態です。少し安心。そして、一部の酔狂なサイクリストが興じる市民スポーツであるにも関わらず、間断なく沿道からの応援が飛んでくるのは事前情報通り。こんなに自転車が愛されていることに、走っていて涙がこぼれそうになります。

スタート地点から数キロ地点。道路はPBPのために完全に封鎖され、この距離になっても応援の歓声が。手を振る人たちに応える日本勢。
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とはいえ、走行中の写真撮影は大きな危険を伴います。これから先、画像はぐっと減っていくこと、おゆるしください。

市街地を抜けても、応援の人たちの姿は途切れません。4年に一度のお祭りだしね、という感じでしょうか。
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がんがん飛ばしているわけではないとはいえ、それなりのスピードが出ています。周囲のランドヌールたちもけっこう必死の様子。
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1時間ほど前にスタートしたはずのタンデムバイクにさっそく追いついてしまいました。女性ペアのタンデムはめずらしい。
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予想外に向かい風が強く、難渋します。周囲も少々苦しそう。
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そして"Allez! Allez!"(アレアレーッ、英語でGO,GOとなるんでしょうか。行け行け!とかがんばれ!という解釈)の声援。
ナマでこういう声援をほんとにかけてもらえるなんて、感激だよ!
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しかし、走り始めて2時間以上。午後8時を過ぎているというのに、この暑さはどうしたことだろう。
ときどき沿道の人たちが私設エイドステーションを出していて、水の補給などをしてくれています。数カ所は我慢してやりすごしていたものの、一度もストップせずに80kmほど走ってきたので、そろそろ限界。車列のどこからか「AQUA!」という声がしたので左側をみると、農家の門構えでおとうさんがミネラルウォーターを入れてくれているのが見えました。この向かい風だと、集団についていった方が空気抵抗上は望ましい。でも、体がオーバーヒート気味だし、ちょっとくらい止まって冷たい水をいただこう。彼にドリンクボトルを手渡すと、ドボドボ、と注いでくれたはいいけどすぐカラになってしまいました。すると、庭の奥に向かっておとうさんが声をかけます。私はもういいよ、メルシ、とお礼をいったんですが、続いて娘さんが開けたてのボトルを手にあらわれ、残り一杯満たしてくれました。純朴そうでいいなあ。思わずカメラを向けたけど、カメラ目線をもらえたのは、後ろのおとうさんだけでした。がっくり。
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さて、少し遅れたけど、一呼吸入れたので元気も回復。ランタンルージュ(赤いランプ)の群れはまだ視界からは消えておらず、頑張れば集団においつけそう。あまりやっちゃいけないと意識しつつも、負荷を掛けて飛ばします。前方にかすかな光が。
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うううむ、でもなかなか追いつかない…
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9時半近くになって、ようやく日没の気配。
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そこから10分ほど頑張って漕いで、とうとう集団に追いついた!
実はこのグループ、18時スタートの制限時間90時間組のトップ集団なのです。
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その後一人欠け、二人脱落し、としている間に、流れで私が先頭に立つ瞬間も! といっても下りのほんの数分でしたが。

1200km(正確には1220km以上)の長丁場。ここで体力を出し切るわけにはいかないので抑え気味ではありますが、それでもいささか負荷は高まっています。やばいなあ、と思ううち、徐々に自分のペースが落ちてきました。
そこで先頭集団にいるのは断念し、第2グループに混ぜてもらいます。日没後急激に気温が下がっており、汗がひききらない体にダメージが出てきました。さらにペースダウンするかどうか迷っているうち、141km地点の補給ポイント、Mortagne-au-Perche(モルターニュ=オー=ペルシュ)に到着!

のはずが、なんだかおかしい。坂を登り切ったちょっとした広場にバイクが多数止まっているけど、補給ポイントにしては規模が小さすぎる。自分も停めてトイレを探したけれど、バーの中にしかないし。ここですぐおかしいと気づくべきでしたが、出店でコカコーラとミネラルウォーターを注文して、しばらくゆっくりしてしまいました。のべ数千人が利用するわりにはえらく小さい補給ポイントだったな、と不審に思いつつ出発。さらにいくつかの角を曲がってみると、ボランティアのTシャツを着た人多数が交通整理をしている場所にたどりつきました。なんと!モダンで大きな、イメージ通りの体育館があるじゃないか!別にだまされたわけでもないのに、時間を無駄にしたと腹立たしくなります。

再度正式な補給ポイントで、タルトやバナナなどを購入。ちょうどハンガーノックになりかけだったので助かりました。
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いまので第一集団に追いつくのは完全に無理になったなあ、とブルーになりながら出発。さらに80km先の第一PC(Points de Contr�le、コントロールポイントの略称)を目指します。ところが、補給ポイントを出た直後に長い下りがあり、ここでいきなり悪寒。昼間はメーター読みで36℃だったのが、現在は14℃。そして風をまともに受けながらのダウンヒルで、体感気温は昼から25℃以上下がっています。私は汗をかいたあとに冷えることに耐性がなく、ウィンドブレーカーなどを着込んでみたのですが、全然追いつかない。寒くてスピードががくんと落ちた状態で、震えながらヨロヨロと進みます。

そのうち、右のふくらはぎが攣り始めました。普段ならこの程度で攣るなんてことはないはずなんですが、ここ一ヶ月ほどは、自宅で寝ていても夜中に脚がけいれんしてしまう状態が。そういえば、ミネラル分が足りなかったかもしれない。引き攣りに効果がある漢方薬の芍薬甘草湯を一包と、マルチミネラルの錠剤を服用します。

(しかし、いつもとは違って効果が出るのにしばらくかかり、翌昼までに3回も芍薬甘草湯を飲むことになりました。なにかがおかしい…)


結局脚が攣りまくる状態は2時間近くつづき、そのたびに路肩に止まって右脚のストレッチに専心することになりました。その後徐々に回復し、あとはなんとか普通に走れて22日の2:59に第1PC(221km地点)到着。つまり所要時間8時間59分。後日記録を参照したところ、それでも90時間組の日本人でいちばんはじめに到着してしまったようです。序盤抑えた方があと伸びするタイプなので、これはやっぱり負荷を掛けすぎ…
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2011パリブレストパリ参加記 4 出走当日

■8/21 いよいよ出走


フランス入りしてから3日目。ついに出走当日。しかし朝起きてみると、外はどんより暗雲が…?夜明け頃に雷雨があった模様。しかしこの数時間後には日本よりも暑いのでは、というほどの快晴に。
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スタートから440km地点のルディアック(Loudeac)に持っていってもらうドロップバッグを預ける時間。みなそれぞれに割り当てられた番号のステッカーを、同一規格のバッグに貼ります。
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これはまだ積み込む途中。最終的にはこれの4倍ほどのバッグの山が。
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ドロップバッグの積み込みも終わり、準備万端のマイバイク(ただしiPhoneを除く)。ほんとうはプロの自転車ショップで整備してもらいたかったけど、お盆休みの関係ですべてセルフメンテ。大丈夫なんだろうか。
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出走は本日の18時、制限時間90時間のグループ。PBPの制限時間は90時間で、そのほかに80時間、84時間などでスタート時間が分かれています。当然ながら、制限枠いっぱいの90時間はもっとも参加者の殺到する枠。従って、18時少し前に行っても出走が遅くなるのは必至。というわけで、3時間ほど前に並ぶことにしました。その前にまず、腹ごしらえ。会場近くのビュッフェでランチが提供されており、自分でも意識しない間に申し込んでいたようなので向かいます。

ビュッフェ会場の近くは全体がキャンピングカーの指定駐車エリア。フランス国内や近隣諸国から、こうしてキャンピングカーでやってくる参加者も多いようです。さすがは陸続きのヨーロッパ。待ち時間の間、木陰にテーブルを出してポーカーを楽しむ姿も見られました。
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ビュッフェ内の食事風景。PBPがスタートしてから気がつくわけですが、この風景、そして食事内容、すべて走行中のコントロールポイントとまったく同じです。違うのは汗だくの参加者が床に転がって寝ているかどうかだけ。このあとずっと同じ食事を食べ続けることになるとは、今はまだ気づきませんでした…
ここで唯一救われたのは、cafe_de_bossaさんやジュンジュンさんの食事に加えていただいたこと。
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食事も終わり、昨日も何度も来た会場に再び。ついに出走になります。実はこの時点で大きな手抜かりが発生していました。今夜は夜通し走るはずなのに、補給食を持ってきていないのです。

さっきのビュッフェでバゲットを1つもらってきたものの、それだけ。私が見たときは、バナナも品切れ状態でした。ほんとは午後早々、ホテルの隣のスーパーマーケットで買い出しをするつもりでした。なのに行ってみたら、午前で閉店済みという驚愕の事態。フランス人はなんて商売っ気がないんだろう。バゲット1個じゃ全然足りない。結局、会場脇の売店でパリブレスト(パリブレストパリにちなんで生まれたシュー生地のお菓子のほう)も買ってみたりしましたが、不安が残ります。途中行き会ったambassador_spockさんに何気なくそのことを話したら、あとで巨大なサンドイッチをわけていただきました。ありがたい。これでなんとかなる?

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スタート地点周辺では、賑やかにいろいろなイベントが開催中。
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子どもたちにも自転車の楽しみを知ってもらおうという意図がよく伝わってきます。
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これは我々90時間組より2時間スタートの速い、制限時間80時間組車列。もうまもなくスタート。熱気と緊張がここまで伝わってくる!
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車列を眺める人たち。彼らも私と同じような気持ちで眺めていることでしょう。
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観客も群がってきて、見ているだけで緊張してくる…
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しかし、めっちゃハイな人たちも。なんなんだ、あんたらは(笑)
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ギャラリーにはきれいなおねえさんも。
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しかしこんな暑いところにあと3時間も無理!と思っていたら、日本ブルベ界最古参のおひとり、井出マヤさんが鋭い嗅覚で、、、スタート地点により近い、そしてより涼しい場所を発見! 炎天下に並んでいた我々を先導してくださいました。うむ、これなら快適!
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フランスなのにバグパイプ?古風なミュージシャンたちも登場。
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そしてほどなく、この場所を嗅ぎつけた参加者たちが続々詰め掛け、通り抜けることもままならないほどの大渋滞に。
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我々一般的なロードバイクの前に、リカンベントやタンデムなどのスペシャルバイクが先にスタートします。日本でここまでの台数のスペシャルバイクを見かけることは絶対にありません。
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そしてトラックコースが開門!あっという間に18:00スタート組で埋め尽くされます。そして、またもや暑い…
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付き添いの奥さんも、おなかを丸出しするほどの暑さ。
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あと30分ほどかあ…ダレていたら、大きな日の丸をもった人たちが!
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「百哩走大王」のメンバーさん?のようです。パリまで応援ですか!? 面識はないんですが、なんだか無闇に応援してくださいます(笑)
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あまり最前列にいると、速い脚の人たちに迷惑がかかると思って遠慮していたんですが、気づくと前から200番目くらいの位置に並んでいました。
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あと数分でスタート!うわ、むちゃくちゃ緊張してきた!
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ついにスタート、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
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2011パリブレストパリ参加記 3 出走前日2

■8/20 出走前日 検車

各国の参加者を見学したあと、サンカンタンの中心街にある中華料理店で昼食。@8scaleさん、yamabeさんと。お二人ともPBPは2回目。いろいろ伺い、情報収集に努める。それにしてもみんなスマホを使っていてうらやましいやらうらめしやら…(yamabeさん、勝手にお写真載せてしまいました。NGでしたら下げますのでご一報ください m(_ _)m)。
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さて、午後からは自分たちの検車に再出発。信号のないロータリー走行もすっかり板についた?
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まずは反射ベスト持参チェックを経て、受付票を提示。緑の公式Tシャツを来ているのは、運営担当のボランティアさんたち。ちなみに青のTシャツは通訳、赤はセキュリティ、と実に明快。
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出走番号を確認したら、その番号を手書きしたシールをフレームにペタリ。
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続いて、前後ライトの点灯チェック。夜間街灯のない区間が多く真っ暗なので、強力な灯りが推奨されている。
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ボランティアはお年寄りが大半。日本と変わらぬ酷暑のなか、ご苦労さまです。
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バイクショップも出店しており、装備を忘れてきても大半はなんとかなる。でもさすがにiPhoneは…(涙)
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この日の最高気温は30℃ほど。でも体感気温に近いサイクルコンピュータの表示では36.3℃。思わず薄手のジャージに目が行くけれど、出発後は寒さに震える気候に。ウエア選びは日本よりも格段にむずかしい。
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でも木陰は涼しかったり。
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次は体育館の中で必要書類等の受け取り。一度トラック周辺のバイクラックに駐輪。
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自分のくるぶしにつけるタイム計測チップやフレームに取り付けるゼッケンプレートなどを受け取り。
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再び外のテントで参加記念ジャージや反射ベスト(有料)を受け取ります。日本からはオダックスジャパンのスタッフのかたたちが発起人になり、震災募金バンダナの販売をされています。頭が下がります。そしてそれをサポートしてくれたオダックスパリジャンや、先を争って購入してくれた大勢の海外参加者にも…。
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■8/20 出走前日 日本チーム記念撮影


18時からは日本参加者が集合して、正門前で記念撮影の段取り。時間までしばらくあるけど、すでにたくさんの人達が集まって談笑中。
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時間も近づき、盛り上がって参りました。
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日本チーム、(ほぼ)全員集合!
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みんないい顔してます!
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日本のランドヌールがこんなにたくさん集まったのは初めてでは?しかも全員が200km、300km、400km、600kmを年間に数回完走済みのSR(シューペル・ランドヌール)という凄い人たち!
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記念撮影終了後は、ベルサイユ宮殿前に投宿中の@ejitomさん、@atkamanoさん、@micron_gooご夫妻に誘っていただき、ホテル内でディナー。勿論移動は自転車。なので私だけアルコールは抜き。
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華麗にオーダーを決める@atkamanoさん。絶賛花嫁募集中!
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2011パリブレストパリ参加記 2 出走前日1

■8/20 出走前日 各国の参加者が続々集結

本日は出走前日で、参加者の受付とバイクチェックの日。リアライトや反射ベストなどの保安装備の確認が行われるわけだけど、とにかく参加者は数千名と膨大。なのでこうして前日に時間をとって行う様子。私が予約していたのは午後5時。しかしそれまでとくにすることがなかったため、他国からの参加者を見物しようと午前中から行ってみました。

輪行状態から組み立て直した自転車で、はじめてフランスの道路を走ってみます。右側通行は5年前のホノルルセンチュリーライド以来。そして、四つ辻ではなくロータリーを走るのは初めての体験。話には聞いていたけど、ヨーロッパは自転車がかなりリスペクトされている模様。自動車に無理な追い越しをされたりせず、とても走りやすい!

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 あっという間にスタート会場のギヨンクール人権体育館に到着。すでに各国から続々と集まってきています。多くの参加者が誇らしげにナショナルジャージを着ており、これが世界のアマチュアサイクリスト最高のイベントなんだなと実感。


イタリアジャージのシニョーラ。この直後、彼女はローカルチームのジャージに着替えていたんですが、広場の片隅に移動しただけで、とくに隠す風でもなく。ピンクのTバックショーツをガン見してしまいました…
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ギリシャからの参加者。
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スウェーデン。
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こちらもスウェーデンのチーム。
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デンマーク。
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大所帯なアメリカでもとりわけ大きなシアトル・ランドヌールクラブ。
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こちらは同じアメリカでもワシントンDCのクラブ。この二人はタンデムバイクで参加。
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ニュージーランド。
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中国。成都の文字が。
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ポーランドのロングライドイベント、「Baltyk-Bieszczady」の完走ジャージを着た人たち。
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暑くないのかな?ドイツ国旗をまとった参加者。
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スコットランド。
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台湾。若い女性比率がやたらに高い!
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引率と思しき白人男性以外、全員若いアジア女性のチーム。国名に自信がなかったので「フィリピンから?」と尋ねたら当たりでした。
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地元フランスはローカルチームジャージが主流。これはアキテーヌ地方の人達。おやじさん揃い。
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■風変わりなスペシャルバイクも


寝そべって乗るタイプのリカンベント車。日本でも愛好者多数。空気抵抗を受けにくいので、平地と下りはめっぽう速い。
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細かいところに工夫を凝らしたリカンベント。口元までハイドレーションバルブが伸びていて、水を飲むのも楽そう。
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ちょっと古風なタンデムバイク。皮革の鋲打ちサドルがおしゃれ。
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タンデムだけでなく、三人乗りのトライデムバイクも!文字通り「トライデムブラザーズ」というジャージを誂えているこの人たちは、同名のWebサイトまで!
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リカンベントの一種のフルカウル版。凄まじい高速巡航性。雨の時は最強?でも風が入らないので暑い日はたいへん。そしてパンクしたときはパネル分解の手間を考えると、最凶?
このタイプのリカの参加者たち、風の通らない蒸し風呂のようなカウルのなか、半裸状態でベストを着ていたとか。たしかにブルベでは夜間の反射ベスト着用が必須なんですよね、、
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(自分のことは棚に上げて)完走できたか、もっとも気になったハンドトライク。手漕ぎバイクは見たことがあっても、正座して漕ぐスタイルははじめて。1200kmのあいだ、脚は保つのだろうか?
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こちらはある意味もっとも注目を集めていたクラシックな参加者。1891年の第1回大会のスタイルを再現しているのかも。固定ギアのシングルスピードらしいのに、かなり速い!しっかり制限時間内に完走。コスチュームも古風でおしゃれです。途中、草むらで片肘ついて休憩している姿を目撃したんですが、スーラの絵画から抜け出てきたようでした。
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2011パリブレストパリ参加記1 準備

■8/18 準備

PBPに向け、旅の手配は当初セルフブッキングを考えていました。でも結局、ツアーに乗っからせていただくことに。7月まで準備に動かなかったため、安価な航空便がほぼ売り切れていたこと、自前とくらべてもさほどツアー料金が高いようには見えなかったことが理由です(実はこれにはちょっとした事実誤認があり、やはり自前の2倍近い値段に)。出発はスタート当日の2日前。主催者による自転車装備点検(検車)がスタート前日に行われるため、さらにその前日に着いておくという段取り。私は出発前日から休暇をとり、丸一日をかけて装備の最終確認とパッキングを。自転車はこんなかたちに分解し、航空機専用の輪行バッグへ。

荷物のサイズ超過を避けるためにシートポストを抜いたほか、このあとハンドルも分解。
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今回通常のブルベと少し違うのは、オダックスジャパン事務局独自の計らいで、有償でドロップバッグがお願いできること。着替えや補給食、補充の装備をあらかじめ預けておき、ルディアックというパリから440km地点まで運んでおいてもらう仕組み。復路も同じ場所を通るため、2回ドロップバッグを利用できるわけです。ほとんどの参加者は1個だけ預けていたようだけど、私は単純に往復で1回ずつ利用できるように、あらかじめ2個を依頼。

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何を持っていくか、何週間も吟味に吟味を重ねてきました。写真はその中身。バッグの中をごそごそ探って時間を無駄にしないよう、中身は両方とも同じに(中身のリストは出発前の準備リストを参照)。写真上の白いケースにこまごましたものを収納しておき、ケースごとフロントバッグに入れ替えれば補給完了、という算段。結局使わないものも多数あったわけですが、その学習を活かせる機会が来るかどうか。

パッキングしたところ、輪行バッグとスーツケースで合計の重さは27kg。規定では23kgの荷物が2個まで大丈夫。制限よりは断然軽いけど、やっぱり重い!

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■8/19 出発~到着

自宅最寄り駅からリムジンバスで成田空港まで。座席に落ち着いたところで、あることに気がつき、肝が冷えました。パスポートが自分のものなのか、全然確認していなかった…。もしも妻や娘のを持ってきていたらアウツ! どきどきしながらページを開くと、自分のブサ面が写っていてひと安心。ほっとしたついでに、そのあたりの顛末をiPhoneでツイート。今回はバックアップルートやスケジュール、緊急連絡先等々、一切合切をマイiPhoneに収めています。走行中なども逐一ツイートするつもり。

2時間をかけ、うとうとしている間にリムジンバスは成田に到着。空港のチェックインカウンターあたりでまたも異状に気がつきました。ほんの数分前まで使っていたiPhoneが見あたらない… チェックインの前に輪行バッグを開いたけど、そのときにバッグの中に落としてしまった?それともリムジンバスの中に置き忘れた?たぶん前者だろうと前向きに考え、そのまま搭乗ゲートへ。

余談:自転車の飛行機輪行について

これまで手回り品の縦・横・奥行きの合計が230cm以内であれば超過料金が発生しなかったのが、今年の4月から203cm以内に変更になりました。写真に写っているOstrichのOS-500は飛行機輪行用の人気商品ですが、旧規格対応の設計。私の場合は“遊び”部分を折って小さく纏めてみたものの、規定の203cmを数cmオーバー。結局往復でそれぞれ超過料金を請求され、行きが15,000円、帰りで104ユーロ請求されてしまいました今後新規格に対応した輪行バッグが出てくるかも知れませんが、自転車を203cmの寸法に収めるのは至難の技です。ひょっとすると飛行機輪行サイクリストから料金を徴収しようという、航空会社の意図があるかもしれませんね。また、先にチェックインした人は料金の請求をすり抜けたり、寸法を計る航空会社職員によってバッグのマチの部分だけ計り膨らみ部分は図らないというケースがあったりして、対応が一定していないところはどうにかして欲しいところです。


待合スペースにはすでに国内ブルベで知り合ったみなさんが複数いらして、お声がけいただきます。しかし、iPhoneがないことが気になっていて、うわの空。事情を話したところ、@atkamanoさんからMobileMeで探せば? とのアドバイス。なるほど! 自分のアカウントにログインすれば、PCブラウザーからiOSデバイスのありかを調べられるのでした。ロビーのインターネット端末を使い、Me.comにアクセスしてみます。しかし、空港のインターネットラウンジのPCに入っているブラウザーはバージョンが古すぎ、対応外とのエラーが出ます。すると親切なことに@ejitomさんがご自分のiPhoneを貸してくださったので、「Find My iPhone」アプリをApp Storeからダウンロードし、@ejitomさんのiPhoneから自機の現在地を確認してみます。しかし、双方のいずれかが圏外のようで調べられず。ここで時間切れとなり、そのままパリ行きの便に乗ってしまいました。

12時間ほどを機内でやり過ごし、シャルルドゴール空港に到着。ここでも再度無理をいい、くだんのアプリを使わせていただきます。すると、自分はパリにいるのに、なぜかマイiPhoneの現在地に新習志野の表示が… やはりリムジンバスに置き忘れてきたんだ…

思いつく限りのすべてのデータを放り込んであったiPhoneは、私にとって字義通りの「電脳」です。出走前の暇つぶしや走行中の情報交換でもあてにしていたのに。これまで携帯や財布を紛失したことがなかったため、はじめてのことにしばし呆然。しかしまあ、前回(4年前)開催されたパリブレストパリではスマートフォンはなかったわけだし、ここはきっぱり諦めなければ。家人にバス会社に連絡することよう依頼の電話だけ入れて、本日からしばらく世話になるホテルへツアーバスで移動します。

ツアーのホテルは選択制になっていて、私は深く考えることもなく、サンカンタン=イヴリンヌのスタート会場にいちばん近い宿を選んでいました。一方、空港からそこに至るまでの途中、たとえばベルサイユ宮殿そばのホテルなどで、みなさん次々降車。

ベルサイユ宮殿の目の前に建つプルマン。正統派のゴージャスなホテル。
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ひととおりのホテル外観を見てから、終着点の我が宿に辿り着いてみると、並外れてチープな印象。というより、ほとんど貧乏長屋の風情。クルマの駐車スペース1台分くらいの空間に、2段ベッドとシャワーブースを押し込んだのが客室です。そしてシャワーは安定してお湯が出ない。唯一長所だったのは、自転車を気楽に部屋や廊下に運び込んでメンテナンスができることくらい。前向きな見方をすると、各部屋は日本と他国の参加者で占められているため、廊下で賑やかに談笑していても咎められることがなかった点はよかったかも。私は結局相部屋を選択し、初対面の@8scaleさんと同室になりました。

私たちが泊まったホテルというより、安アパート?
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ホテルと呼ぶのも憚られるような宿の室内。上のベッドで寝るときは、天井に頭をぶつけないよう注意。
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相部屋の場合、室内でバイクを組み立てるのはほぼ絶望的。そんなとき、この通路が整備スペースとして活用されました
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「アタック299から逃げナイト」

「アタック299から逃げナイト(←MS-101さんの命名を若干変更)」、行ってきました。

もとは「299 de ナイト」という、自転車ショップGirraffeさんの恒例イベント。国道299号を始点から終点まで走ることで有名な同種の自転車イベント「アタック299」と異なるのは、起点が秩父駅前というのと、サポートがなく輪行道具その他持参で走ること、深夜スタートというあたり。ところが、7月末開催予定が大雨で中止となってしまいました。

私はといえば、ここ2週間は自転車に乗らず引き籠もり傾向。一方で、盆明けすぐにPBPです。ここでロングライド練習を入れておかないと体力的に持たない、どうしよう、というときに個別に「299 de ナイト」実行の気運が盛り上がってきました。実は私もそう考えていたクチ。そして、1週ずれたことで「アタック299」と同じ日の深夜になりました。あちらは3:00からのウェーブスタートなので、こちらは数時間早いだけの開始ということに。

…待て、アタック299の参加者に追いつかれないよう頑張って走るってコンセプトはおもしろいんじゃ?

「キミは、アタック299から逃げ延びることができるか?」

(MSさんのハンドルの影響で、ちょびっとガンダム入ってます)

MS101さんのアイデアもいただき、名称が決まりました。「299 de ナイト」あらため、非公式イベント「アタック299から逃げナイト」の誕生ですw

今回、私は自宅から豊水橋まで自走し、アタック~と同一ルートを走行。ゴール後、自走で299か別ルートを使って当日中に帰宅することにしました。

参加は結局3人。私が参加時間をきちんと表明していないこともあり、本来はそれぞれ適当な時間に始める算段でした。でも、MSさんが誘ってくださったこともあり、1時半に秩父駅目処ということに。妻の留守番の関係で、私が志木を出られたのは22時40分。待機中に仮眠でもすればよかったんでしょうけど、準備その他でまったく寝られず。いまいち調子が出ない。1時半に秩父、間に合うかな…

豊水橋まではwarming upのつもり。23:30きっかりに到着。
そのままとまらずにアタック299のルートを走り始めます。

DSC00035.jpg


正規の時間は3:00~5:00のあいだのようなので、3時間30分貯金があるわけです。なのでまあ、追いつかれることはないでしょ。飛ばすこともせず、途中コンビニで補給したりしつつ、マイペースで名栗渓谷から山伏峠へ。ところが。

登坂にさしかかってダンシングしはじめると、後輪がバウンドする感覚が。3日前に久々のジテツーで後輪をパンクさせてしまったばかりなのに、またですか。タイヤを触ってみると、スローパンクっぽい。いきなり参ったなあ。
ハンドルをとられないよう、ゆっくり下ります。

秩父市街地に入ったあたりで、すでに待ち合わせの時間。MS101さんに電話を入れ、先に行って貰うよう伝えます。ところが、待ってくださるとのこと。私はといえば速い人に待たせるのは辛いのでどうぞ先にとお願いしますが、それでも。
感謝しつつ、急ぎます。場所は、秩父駅ではなく西武秩父駅でした。1:45着。

DSC00036.jpg

あいさつしつつ、パンク修理を。ホイールを外してみると、さほど空気は抜けていない…
というより、むしろ前輪より固い!あれ、空気抜けてないじゃん。まっくらな山中で、狐に化かされた気分。
たぶん、ハブを奥まで固定せず、回転軸がぶれていたかなにかなんでしょう。
さっき手触りが柔らかかったことの説明になってないけど…

2:00過ぎ。そろそろ行きましょうか。そのタイミングでやのちゅーさんから電話。秩父駅の方にいるそう。お、これで全員揃いますね。西武秩父から秩父駅に移動。やのちゅーさん、ここまでクルマですか。帰り、輪行で戻ってくるのたいへんだよ~ MSさんに脅されていますw

2:20頃、3人揃って出発。序盤少し高速で飛ばしますが、小鹿野のセブンイレブンからはゆっくり。2番目の峠、志賀坂峠(780m)に。ここは斜度はさほどでなく、ゆっくりと走ったため、息が上がることもなくクリア。
時刻は4時を過ぎており、すでに東の空が明るんでいます。

DSC00043.jpg

3人揃うのを待ち、記念撮影をしてから上野村に向けてダウンヒル。
当初の「299 de ナイト」に参加表明していたクマゴローさんが付近のお住まいだそうで、5時過ぎというのにMSさん先導でお邪魔してしまいますw クマゴローさん、都内からこちらに越してからは夏は木こり(林業)、冬はマタギ(狩猟)をなりわいとなさっているとか。すてきです。
しばし外でお話ししたあと、上野村の道の駅に。

みなさんトイレ休憩やドリンク補給。あれ、MSさん、ベンチに座ってパン食べてたと思ったら、今度は缶コーヒー片手に寝落ちして、がっつんがっつん舟漕いでる…

しばらく休憩したあと、十石峠へのアプローチ。斜度2%前後なのに、MSさんのペースが落ちている…ご本人曰く、心臓がバクバクしてる由。だいじょうぶですか? 時速12km/h程度で進みますが、かなり遅れがち…

ついに上りのセクションに来たら、姿が見えなくなりました。やのちゅーさんもMS101さんを気遣ってペースを合わせている様子。

途中で落ち合えばいいかな… 私はしばらく先行し、途中でバイクを停めて待つことに。しかし、10分、15分、20分… 全然姿が見えません。寒がりの私には、ここの気温がだんだん耐えられなくなってきました。
坂を下りて戻ることも考えましたが、そのあとのことを考えると体力を温存しておきたい。とりあえず、峠まで行ってまとう。薄情にも、そのまま行ってしまうことにしました。

さっきまであれほど寒かったのに、日が差し始めると途端に暑い。暑い暑いといいなあらえっちら登坂し、十石峠1351m。

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標識にバイクを立てかけ記念撮影してから、トイレも。しばらく待とうと腰を下ろしていると、ヴヴヴヴ… と音がして、スズメバチがやってきました。最初のを無視していると、それが斥候だったのか、今度は2匹、3匹、どんどん増えてきます。オートバイで来ていた人達も恐がり、バイクとオートバイ、一緒に逃げ下ることに。

MS101さん、やのちゅーさん、先立つ不孝をおゆるしください…!
ここまで一緒に来て他のに、すまぬすまぬ。ここから薄情にも、完全一人旅です。

(やのちゅーさん情報では、ふたりとも眠くて途中仮眠していたそうな。調子が悪いわけではなかったようで、よかったよかった)

豪快に坂をくだり、あっという間に佐久甲州街道に。アタック299でもチェックポイントに指定されているセブンイレブンに入ります。

少し寒かったので、アツアツの弁当ほか、このあと100km以上コンビニがなさそうなので
補給食を大量に購入。でも店を出ると、さっきとうって変わって暑い! GPSは気温31.3度を示してます。しかもさっきダウンヒル中にハンガーノックになりかけてスニッカーズやらクリームパンなど詰め込んだばかりなのに1000kcal超の弁当を間食してしまい、腹が満タン。

込みあげるものを抑えつつ、麦草峠に向け出発。

ここから標高1250mあたりまで、500mぶんほどは日陰なしの苛烈な暑さ。
皮膚の表面が直射日光に炙られ、チリチリ。そして体の内側も、さっき食べた熱い海苔弁で熱を持ってる。しかも食べ過ぎて、脚に行くべき血液が胃に集中してる感じ。さっきコンビニ到着時は涼しくて、冷却用の水や氷が必要になるとは思わなかた! 熱い、死ぬ…

ひいひいいいながら上るうち、BORAのダークレーベルを履いたバイク乗りさんが軽々とパス。そして標高1300m前後では、突然背後からこんにちは、と声がして、Attack 299のゼッケンをつけた方もパス!

通りすがりのことなんか構っていられる状態じゃないだろうに、思わず何時スタートですか?と尋ねてしまいました。3時!はやっ!まだ6時間40分ほどしか経ってない! この方はその後、7時間30分前後で完走されたはず。すごい! てゆうか、この時点で我々は敗北ですorz 
せめてこれ以上抜かれないようにしないと、、、

八千穂高原別荘地に入り、ようやく木陰が。そして、徐々に寒いくらいに。白樺群生地を過ぎ、八千穂レストハウスでドリンク補給。

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長居していると、汗が冷えて風をひくのは必定。
軽井沢から来たという、TIMEの上位機種にlightweightを履いたかたと少しお話ししてから、最後の上りをスタート。

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天気はまたもガラリと変わり、晴れ間がかなり。またまた暑いぞ!10mずつを必死に刻み、ようやく標高2120mを超えたあたりで麦草峠に到着。3週前の渋峠とくらべても、50mほど低いだけなんだよね。長かった!
峠は好天で、ちょうどいい気候。時刻は11時13分頃。
途中ストップが多かったのもあるけど、豊水橋から11時間43分も掛かってる…
ストップ時間を抜いて2時間マイナス、荷物も軽くして、帰路のことを考えずに
爆走しても9時間ぎりぎり切れるかどうかってところ。やっぱり、練習量が少なすぎですね、、

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数分休憩する間に、もうアタック299の二番手さんが上ってくるのが見えてきました。

で、今上ってきた道を下ります。二番手さん以降は、次々アタック299参加者のみなさんが…8時間台の人、ほんとに多いんだ。またもめげてしまいます。とかくするうち、さっきまであれだけ晴れていたのに、今度はあっというまに雨雲が。わ、降ってきた!
最初はお湿り程度だったけど、先ほどの八千穂レストハウス前を右に折れて299を外れた途端、土砂降りに。レンズが曇る…しょうがないので、裸眼に。リエックス前の直線の下りもブレーキングが怖くてゆっくり。松原湖い目をやる余裕もなし。

あれっ? こんだけ土砂降ってるのに、目の前の道路、乾いてないか?
目の錯覚かと思ったけど、乾いてます。で、ミラーを覗くと、背後は濡れてる。
つまり雨の前線を引き連れて走り下りてる格好です。

僕の前に(濡れた)道はない

僕の後ろに(濡れた)道は出来る

ああ、自然よ

父よ

僕を一人立ちさせた広大な父よ

僕から目を離さないで守る事をせよ


思わず高村光太郎の詩が出てきました。タイトルは「(濡れた)道程」。最低…

で、思いつきました。「もっとスピード上げたら、前線を抜けるんじゃね?」

涙降らす雲を 突き抜けてみたい♪

作戦は成功、雨から抜けられた!
でも、信号待ちの間に追いつかれるorz

靴がガボガボになりながら、R141佐久甲州街道に合流。小海駅まで雨に追い立てられながら小海大橋&小海トンネルを通り、ぶどう峠までの長いアプローチに。

ここからがまた暑い!気温はさほどでもないけど、湿度が… そして遮る日陰が…ここはおよそ600m上る計算なだけど、ダラダラ上ったり下りたりで一向に標高の上がる気配がない。体力は払底。少し走っては休む、のくり返し。GPSによるとあと3km程度でようやく山中に入り、突然斜度が上がります。

といっても8%前後なんだけど、うう、きつい…

そして、休もうとストップすると、ヴヴヴヴ…とスズメバチが威嚇するかのようにまとわりついてきます。またかよ… 怖くて逃げ、数百m離れたところで止まると、またヴヴヴヴ… 追いかけてきてる? わきゃないよな。 停車すると、十秒とたたずヴヴヴヴ… のくり返し。これって幻覚? 幻覚なのか? ハチに追い立てられ、結局ぶどう峠のてっぺんまで上らされていました。お堂と碑が建っています。カメラを撮ろうと準備していると、またもスズメバチ。さすがにここに来た証拠写真だけでも残しておきたいと避けるそぶりをしているうち、1匹が2匹になり、4匹になり。縦横に目の前を飛び交い始めます。

やべえ!襲われる!
というわけで、わずか1枚撮っただけで逃げ下りることに。

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このあと絡まれることはなかったけど。いったいどうなっていたのやら >スズメバチ

荒れた道をおっかなびっくり下り、麓の村落まで。このあたりは御巣鷹が近く、慰霊登山のために道路整備がなされているようです。快調に下り、299に合流。

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明け方通ったルートを逆進し、途中秩父方面へ向かう分岐を無視して十石峠街道を神流川沿いに下ります。ほぼ一貫して下りのため、このあたりからは快調。ヒグラシに癒される! 
神川町から南進に転じ、本庄→長瀞。長瀞から先は、秩父鉄道と並行して寄居まで。
あとはR254を延々志木まで。川越では小江戸花火大会が賑やかでした。

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20時過ぎに、ようやく帰宅。

所要時間:21:42
走行距離:364.4km
総上昇量:5243m


…なあんだ。
もう少し走った&上った気になってたけどなあ。
去年のBRM724 埼玉600 アタック北信の方が当社比で断然きつかったと知って、ガックリ…

でも、ブルベ以外で170km以上走ったことがなかったのでよしとしておきます。
それよりもなによりも、前後合わせて「41時間睡眠なし」というのが自分的には初体験で、こちらのほうが感慨深いものでした。


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PBP(パリブレストパリ)準備・装備・持ち物リスト

そろそろ準備をはじめなきゃということで、不完全ながら思いついたところをリストアップしてみました。
事後の反省点も一応、反映しています。
メーター読みの気温が14~38℃、寒いときのダウンヒルで体感気温はさらに下がっていたので、薄手の重ね着ができることを推奨します。

●ウエア類
□レインシューズカバー
□サングラス(長時間装着によるノーズパッド部の擦りむけ対策必要!)[追記]サングラスを跳ね上げ式から調光レンズに変更したところ、軽量化して擦りむけとは無縁に。おすすめ!
□半袖ジャージ×2  →1 ドロップバッグ(他国の人と交換の可能性が微レ存)
□長袖ジャージ×1
□レーパン×3    →2 ドロップバッグ
□ビブタイツ(パッドあり)
□タイツ(パッドなし) 8/28追記:ちょっと半端過ぎた
□レッグウォーマー(※タイツと択一?[追記:レッグウォーマー一択])
□通常ソックス×3  →2 ドロップバッグ
□防水ソックス×1  →ドロップバッグ[追記:濡れるときは濡れる。中途半端]
□夏用長指グラブ×3   →2 ドロップバッグ 8/28追記: 夜間走行を考えると夏用長指だけでOK、指ぬきタイプは不要
□長袖インナー
□アームウォーマー

●上記以外の防寒・防水対策
□腹巻(ヒートテックボディウォーマー)ブレスト手前のダウンヒル用と思ったけど、ウィンドブレーカやカイロで十分
□ウィンドブレーカー(ホットパック)
□防寒ジレ
□ゴアテックスレインウェア上下(フードも忘れず!)
□スカルキャップ
□シャワーキャップ(ヘルメット用)[追記:レインウェアのフードを被れば不要]
□レスキューシート×2 →2 ドロップバッグ
□ビバークツェルト レスキューシートでOK

●汗対策
□メッシュインナー×3 →2 ドロップバッグ
□ハンドタオル
□マイクロタオル(メガネ拭き兼用)
□バンダナ


●薬など
□足まめ保護パッド(シューズによる痛み対策)
□バンドエイド
□フェルビナク軟膏(肩こりその他対策)
□芍薬甘草湯(脚攣り対策、必須!)
□葛根湯(風邪気味のとき。甘草入りなので芍薬甘草湯の代用可能)
□岩塩(発汗対策→必須![追記]ビュッフェの食餌は薄味&単調。塩以外もあれば)
□ReSkin ×2(臀部の擦れ対策)→2 ドロップバッグ
□ロキソニン
□クエン酸          →2 ドロップバッグ
□BCAA         →2 ドロップバッグ
□浣腸薬(強制排出が必要な緊急時)→2 ドロップバッグ
□胃薬(食欲減退対策)   
□ベビーパウダー(汗疹対策)

●お尻対策
□シャモアクリーム
□ディクトンスポーツ(ボルダースポーツ)
□ワセリン
□芯を抜いたトイレットペーパー半量×2   →ドロップバッグに
□サニーナ 小さい容器に入れて
 追記:道中のトイレはもちろん洋便器ですが、大半がステンレス製で、パカッと開く便座がないものでした。「大」の場合も直接座らず、片足を便座に載っけて雄犬のような格好か、中腰のまませざるを得ません。便座を拭いたりすると紙が足りません。

●その他
□ORTLIEBフロントバッグ(肩掛けベルトは不要)
□ORTLIEBサドルバッグL
□マップケース(ORTLIEBのオプション)
□フロント用LEDライト×2
□ヘルメット用LEDライト×1
□eneloop モバイルブースター×3 →2ドロップバッグ
□リチウムイオン18650(4本×3組)   →2組はドロップバッグに
□CR123(4本)     →ドロップバッグ
□単三電池(6本)    →ドロップバッグ
□デジカメ
□欧州対応コンセント×2
□テーブルタップ(8/28追記:コンセントが1つしかない時のスマホ充電に必須!)
□欧州対応ACアダプタ
□iPhoneケーブル
□Mini-USBケーブル
□デジカメ用マルチケーブル
□自転車用ウエス
□軍手


●ホテル宿泊・移動用
□ドロップバッグ×2
□輪行バッグ(Ostrich OS-500)→飛行機輪行が3辺203cmに厳格化されたので、これだと追加チャージ必要
□シェーバー
□ナイロンタオル
□洗面具
□スニーカー
□短パン
□下着上下×3
□ポロシャツ×2
□長袖シャツ
□セーター
□ダウンベスト

●予備パーツ
□シフトケーブル  (適切な長さに切っておく)
□ブレーキケーブル (適切な長さに切っておく)
(8/9訂正:PCにメンテナンスブースがあるらしいので)
8/28追記:実際は毎回あるわけではなかったので、持っていた方が無難
□タイヤブート(クリアフォルダーを適当なサイズに切り出して作るとgood)
□予備タイヤ、、、8/28追記:ブートがあればよさそうだが、ブレスト近くで裂けた人複数
□タイヤレバー(2本×2組)
□チューブ(4本程度) →2 ドロップバッグ
□パンクリペアキット
□ルブリカント(DuPont Krytox→液体なので空港のセキュリティチェックで見つかるとボッシュート)
□ミッシングリンク

●工具類
□ツールセット
□チェーン切り、予備チェーンコマ、チェーンピン

□携帯ポンプ(Mini MorphじゃなくてTurbo Morphで
□ニップルレンチ(ホイールとのスポーク径が合わないと悲惨。事前に適合を確認)
□シーラント?(←手荷物預け時に空気を抜くため今回は見送り)
□ペダルレンチ
□養生テープ数メートル分(ガムテープより応用範囲広し)
□タイラップサイズ各種数本ずつ
□マジックテープ
□Ziploc適宜

●つい忘れがちなモノ(スタート地点で物販あり)
□反射ベスト
□メッシュキャップ
□ヘルメット
□SPDシューズ
□ドリンクボトル×2
□Edge 800
□Edge 705   →予備。ドロップバッグ
代わりにマップとトラックデータをバックアップしたMicroSDを、ゲタを噛ませてデジカメと共用
□財布
□iPhone(8/28追記:成田までのリムジンバス内に置き忘れたorz)
□パスポート(8/29追記:中面を開いて自分のであることを確認!家族のだったら悲惨…)
□ツアーのバウチャー
□普通のメガネ

●補給食
□登山用乾燥食料(日本食系)
□チキンラーメン→塩分摂取の点からも最高!PBPの食事は塩っ気が少ない
□SAVASジェル羊羹×12 →ドロップバッグ

●持っていく?やめとく?
Klud Racer(マッドガード)→Crud RoadRacer Mk2
□ハイドレーションバッグ→持っていくと吉

●準備しておくこと
□防振ジェルをバーテープに巻き込んでおく
□リアシフト調整
□スプロケット交換(12-25Tあたりに。斜度は緩いが獲得標高はかなりある)
□チェーン(CN-5500)交換+ミッシングリンク装着
□リアライトの電池交換
□Edge 705のマウント再装着


●補足…PC内で持ち運ぶもの
(指定された駐輪場から、食堂やコントロールポイントまでがえらく離れています。できれば必要な道具類をまとめて持っていくと、いちいち駐輪場まで戻る必要がなく、時間の節約になります)

・塩など調味料(盛大に発汗しているのに薄味でしたので、ミネラル摂取は必要)
・ブルベカード
・お金
・その他貴重品
・タオル
・歯磨き等の洗顔類
・シャワーを浴びるとき:着替えと石けん、タオル類も
・仮眠するとき:耳栓、アイマスク
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