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人工赤血球とネンドロイド

ナノロボットの話に関連して、最近ある方から伺った話。

彼の勤務先では人工赤血球を研究しており、2015年頃、実用化する計画だという。もちろん目的は、臨床利用だ。

人工の赤血球は天然モノに比べ酸素運搬効率が桁違いなため、水中で何時間も閉息潜水したり、子どもでもプロのアスリートを凌ぐ運動機能を発揮できるらしい。
不遜だが、医療使用だけではもったいない。

その話が、『ポストヒューマン誕生』で記されていたこととまるきり同じで驚いてしまった。

ここからはカーツワイルの主張だが、
酸素摂取効率がよい人工赤血球が流れる血液があれば、そもそも心臓のような一極集中型の臓器が必要なのかという話になってくる。いつ誤動作や緊急停止するかわからない心臓1つに頼るより、そもそも循環させる必要もないから皮膚呼吸でいいじゃないか。心臓と、ついでに肺も取ってしまえ、と過激な方向に進んでいく。

その予測によれば、人工赤血球が一般普及するのは2020年代前半。
先の知人の話によると医療利用開始が2015年頃の医療利用から考えると、特異点へのスケジュールはオンタイムだ。

しかし実際のところ、臓器撤廃というのは私ですら抵抗を感じる。ナノマシンによる医療が普及すれば、結局代替不可能な臓器はないわけで、そうなると「外観だけ人類を模倣した異星人」と、もはや変わりはないのだろう。

「マグマ大使」の人間モドキなんかも近いかも。

人間もどきつながりでいうと、昔日のタツノコアニメ「ゴワッパー5・ゴーダム」のエピソードで、"ネンドロイド"が主人公の母親にすりかわるシーンがあった。
たしか、その母親がキッチンで主人公たちに語りかけながら、誤って指を包丁で傷つけてしまう。すると皮膚の破れ目から体を構成していた砂状物質が噴き出してたちまち崩壊するという、当時の子どもにはトラウマチックな話だったはずだ(作中のネンドロイドは皮膚が裂けると砂になってしまう)。

臓器を全廃したからだを切り刻んでみると、どこをとっても赤身の肉のでしかないかもしれない。その意味では、ネンドロイドと(あの砂がマイクロマシンと捉えてみる)カーツワイルのいうビジョンは通じるものがある。

話がそれ始めたので元に戻すと、数年後に実用化されるという人工赤血球は非常に楽しみだ。ぜひ、早い段階で一般で使用できることを望みたい。

身体機能が上がれば、私が趣味で乗るロードバイクなどたいへんなことになるだろう。私のような貧脚でも、グラン・ツールに出場している選手を超えるスピードで公道を走れそうだ。サプリメントを摂るように気軽に血液ドーピングした年輩女性たちが、ママチャリでクルマを煽りまくる姿が日常化しているかもしれない。

狭い路地で台車を押している○川急便も、ひょっとすると文字通りの飛脚便を復活させたりして。

どうにもくだらない妄想しか出てこないが、
テクノロジーの進化は恐ろしくも楽しい。

ポスト・ヒューマン誕生―コンピュータが人類の知性を超えるとき『ポスト・ヒューマン誕生―コンピュータが人類の知性を超えるとき』

7/2付記 人工赤血球の原型は、ロバート・フレイタス(Robert A. Freitas Jr.)の提唱した「レスピロサイト(respirocyte)」が原型の由。酸素をヘモグロビンではなくナノスケールの圧力タンクに貯蔵することで、天然赤血球の数千倍の容量を運べるとしている。
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Comment

脳は2%の体積で20%の熱を出す発熱密度が高い部位。
血流で冷やす水冷式コンピュータなんで心臓止めたら廃熱できなくて壊れて死ぬ。
また通常の酸素運搬能力では同時に全能機能部位を100%活性化するには足りない。
そこでハードワークするときは必要な脳機能部位にのみ血液が集中して他は機能低下して必要な酸素を減らして補う。
最近のマルチコアCPUが廃熱能力・電力供給能力の不足で1CPUだけだと高クロックで複数動かすと低クロックなのと同じだ。
酸素運搬が数千倍になってこのストッパーが無くなって同時に全ての脳機能部位が100%活性化したら発熱もその分だけ増えて廃熱がさらに大変になる。
コンピュータの改良の歴史でよくあるボトルネックを改良すると別の何かがボトルネックになってそれを改良して、しばらくして一巡して最初と同じのを改良ってサイクルが人体改良でも必要になるだろう。
つまりは心臓は別のボトルネック(廃熱とブドウ糖供給)がある限りは必要だ。メッシュ状の放熱シートを脳内に展開して頭蓋骨を貫通するヒートシンクにつなげるとかすれば要らなくなるかな?

Re: タイトルなし

本書をお読みになっていませんね?

私自身久しく読み返していませんが、発熱についてはエネルギー消費がゼロである「可逆コンピューティング」の実現が前提になっていましたよ。
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