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2011パリブレストパリ参加記 6 2日目その1

■8/22第1PC Villaines-la-Juhel(221km)~第4PC Loudeac(449km)



Villaines-la-Juhel(ヴィレンヌ=ラ=ジュエル)、221km地点
From PBP2011



第1PCのVillaines-la-Juhel(ヴィレンヌ=ラ=ジュエル)に到着しました。記録は8時間59分。通常の200kmブルベと比較すると同程度のペースなので、もう少し落としたほうがよさそう。ここでゆっくり食事休憩などしたいところだな。なのに、メニューにはパンの類が記されているのに、なぜか飲み物しか置いてない! しかたなくショコラオレとオランジーナをオーダーして椅子に座ります。しかし、ここで補給食を入れておかないと次のPCまでからだがもたないよな… ふと横を見ると、誰かの食べ残したトレイがあります。PCの食事場所ではどこも、食べたあとトレイを放置しておけば年配のボランティアが片付けてくれるという、ちょっと胸の痛むシステム。で、そのトレイの上には、さっき私が注文しようとして果たせなかったパン=オ=レザンが載っかっているではないですか。見たところ囓った形跡もなく、どうやら食べきれずに残していったみたい。

そっと辺りを窺ってみます。食堂はこんな状況。誰も東洋人の私に注意を払っている様子はありません。
From PBP2011


正面のランドヌールがいなくなってから、左の食べ残しを頂戴することにしました。
ほどなく、彼は席を立っていきました。いいか野郎ども、敵に見つからないように静かにやれ! ゴーゴーゴー! 何食わぬ顔をしてパンを自分のトレイに移動。そしてかぶりつきます。う、これはうまい! カロリーたっぷり、砂糖でどっしり重い、パンと言うよりはタルトのようなレーズンパン。これだけの量なら、次のPCまではもちそうだ。一気食いして舌なめずりしていると、売場のほうでドカンとなにかが置かれる気配。見ると、そこにはさっきまでなかったパンの山ができています。どうやら私は、品切れで補充される合間に並んだみたい。苦労して見知らぬ他人の食べ残しを奪う必要はなかった…

食べ終わったところで、眠気もあるので一寝入りしようかな。ちょうど背後は壁になっており、こんな状況で野戦病院化していました:
From PBP2011

見ると、Assosブランドで固めた写真の彼の足元に1人分の空きができました。ラッキー! あわててヘルメットをつかみ、それを枕にアソスな彼の足元に横たわります。しかし、寝ぼけた長い脚が私の頭をキック! ヘルメットを枕にしていなければ、もろに頭に喰らっていたはず。しかも、なんというか、その、ソックスが臭い… 走り始めて半日でなんでこんなになるわけ? と問い詰めたいくらいです。幸いなことにこちらも睡魔に襲われていたので、そのまま小一時間熟睡してしまいましたが…

ふっと目が覚め、気がつくとすでにこのPCに到着してから1時間半以上が経過。まずい! いきなり長居してしまった! あわてて起き上がり、相変わらず寝ている脚長ソックス氏を残して出発します。少し寝たことで、体力も回復したようです。では第2PCに向けてスタートしますか。次は89km先、Fougeres(フジェール、310km地点)です。

第1PCにつくまでに数十人のランドヌールにパスされてきたけれど、この区間ではそこそこ調子がよく、逆に120人くらいをごぼう抜き。もっとも、寝ている間にもっと大勢が先に行ってしまったはずだけど。しかし、ここはもっと抑えておくべきでした。この区間を走るうちに体内のグリコーゲンが消耗し尽くしてしまい、低心拍の有酸素レベルでないと体が動かなくなってしまったのでした。

この区間は真っ暗だし走るのに集中していたこともあって、写真は撮らずじまい。…いや、ほんのわずか撮っていました。でも、何を撮影したのかさっぱり不明…
From PBP2011


それにしても、走っている本人が意識朦朧としているのに。こんな時間でも家の前に椅子を出し、「Allez! Allez!」などと応援してくれる人がいるのに勇気づけられます。ちなみにそういう声援に接すると私もできるだけ「メルシ!」やら「ボンソワ!」やら返事していたのですが、一緒に走っていたイタリア人のおやじさんは「グルァアツィア! メルチー!」とフランス語部分までひどくイタリア語訛りでおかしかったものです。


そして第2PC、Fougeresで撮った写真はたったこれだけ。見た目も栄養バランスも悪そうだよな…。そのわりに会計は900円近く。ちなみにここはレシートが出ましたが、どの食事場所もほとんど会計はボランティアのおじさんおばさんの暗算頼り。知り合いとお喋りしながら、というケースもあって、かなりいい加減そうでした。
From PBP2011


ここでもほんのわずか仮眠するなどして、50分滞在。8:30頃スタート。つづいて、54km先の第3PC、Tinténiac(タンテニアック)です。ここは下り基調なのと距離も短かかったため、2時間半弱で着けました。すでにここまでの各地点の食事で、

・今後も同様なメニューが続くことが予想できる(1PCのパン=オ=レザンなら歓迎だけど、他では見かけなかった)
・このままでは栄養バランスが悪すぎる

…ということで、自転車用のレーションを売っていたので買うことにしました。
日本で売っているものはバラエティが少なすぎるけど、こちらはこんな片田舎なのに結構豊富。いいなあ。
From PBP2011


さて、次はいよいよドロップバッグのある第4PC、449kmのLoudeac(ルディアック)。第3PCからは85km先です。しかしその途中、25kmほど進んだ地点でシークレットコントロールが出現。「シークレット」というのは、一般的にはショートカットされそうなルートや難所に、事前告知なく設置されたチェックポイントのこと。しかし、ここがそうした目的のために置かれたかどうかはよくわかりませんでした。地域振興の目的で立ち寄らせている、なんてこともあったりして。いずれにせよ85km走るつもりで補給をしてきたので、ここではトイレに寄る程度でパス。
From PBP2011


ルートのあちこちにはたくさんの花が。ただ、殆どの場合はきれいだな、撮影しよう、と思っている間に通過してしまうのですが。戻って撮るほどの余裕もなく、自分の目だけで楽しみます。
From PBP2011


そして、村の小高い丘にはたいてい教会の鐘楼が。
From PBP2011


走っている間に晴れ間が広がり、昨日並みの快晴に。どんどん気温も上昇し、またも体力を奪っていきます。必死の思いで走り、ようやく449kmのLoudeac(ルディアック)に到着。この前後はドロップバッグのことに注意が向いてしまい、まったく写真を撮っていません。まずはコントロールに立ち寄り、ブルベカードにスタンプを押してもらってから、レストランで軽く食事。ついで自分のドロップバッグを受け取り、着替えを取り出し、シャワーへ。私の場合、夏場のライドでいちばんの障害は、汗でウエアがべたべたすることです。ウエアが張り付くとそれだけで鳥肌がたち、どれだけパフォーマンスが悪化することか。なのでこの数十kmは、ずっとシャワー、シャワー、と念仏のように唱えていました。コントロールポイントで使われているフランス語でも、真っ先にDouche(ドゥーシェ/シャワー)を覚えたくらい。

しかし、ここのシャワーはなんというか、強制収容所みたいな施設でした。広い部屋の天井に水道管が巡らされ、あちこちに取り付けられた如雨露から湯がまっすぐ下にしたたり落ちてきます。そして小さな丸石けんと、体をふくためのペーパータオルをわたされるのみ。これで料金は3ユーロ。しかし贅沢はいえません。汗を洗い流せるだけで天国です。そして新しいウエアに着替えてさっぱりすると、今度は仮眠所を利用します。ここは屋内のバスケットコートのような場所に、数十のマットが並べられているだけの場所。受付で4ユーロを渡すと、紙皿でできた手製の時計が示され、起こして欲しい時間を指定するよう言われます。ここに到着したのは15:11。そして今の時刻は、スマホがないのでわからないけど、たぶん16:30頃。少し長めに寝ておこう、と短針を20時の位置に動かして見せます。すると背後の巨大なホワイトボードの自分の受付番号のところに、起こす時間が記入されるという仕組み。たぶん時間になったら係の人がやって来て、「ムシュー、時間だよ」と揺り起こしてくれるんだろうな。その後くだんの大部屋に案内され、マットに横たわります。すでに十数人が睡眠中で、なんというか霊安室の雰囲気。…しまった、アイマスクと耳栓を持ってきていたのに忘れてしまった。でも面倒なのでそのまま就寝。

目が覚めると、19時です。指定したよりも1時間早いけど、2時間以上眠れたし、頭もすっきり。出発の準備を始めます。ドロップバッグの場所に戻ってみると、10人程度の日本人参加者のみなさんがいてびっくり。かなり急いで来たつもりなのに、もう追いつかれてしまった! 5時間も滞在していたし、しょうがない? 結局20:00過ぎに出発。ひとつひとつの施設の場所が離れていて、どうしても時間が掛かるんだよね…
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