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2011パリブレストパリ参加記 10 3日目 予兆

■第7PC Carhaix-Plouguer(703km)~第8PC Loudeac(782km)予兆


→ルート

ブレストの隣のコントロール、Carhaix-Plouguer(カレー=プルゲ)に再度到着。昨夜、往路でここに辿り着いたときから12時間と経っていないのに、ずいぶん時間が過ぎた印象。たむろしている人も減っていて、なんだか焦ってしまいます。でも待て。残り時間はまだ50時間近くある。今走ってきた区間で、目標タイムの70時間にもかなり近づいてるじゃないか。ここであらためて頭を切り換え、無理は絶対にせず、快適に完走することを方針とすることを確認します。

しばし食事休憩。スタート前日に見かけたフィリピンの女の子の一部が座り込んでいます。どうやら後続を待っている様子。でも、往路でまだカレーだとすると、タイムアウトしてるんでは…? と、よけいなおせっかいするのはやめよう。

さて、出発。

←PARIS   BREST→

と行く先が分かれていることに、妙な感慨を覚えます。そうか、すでに復路に入っているんだよね。それでもまだ、実感は湧いてきません。これしきで復路にいるなんて信じられない。まだ往路の途中?という感覚。それでも迷わず左にコースを曲がり、次のPCであり、ドロップバッグポイントであるLoudeac(ルデアック)に。

ルデアックまでのコースは、さほど苦労せず通り過ぎました。先ほど決めたとおり、絶対に負荷は掛けないという方針は堅持。後続にいくら抜かされようと、上りはゆっくり。そして下りでは、クランクを停めて休んでいる先行者を尻目にクルクルと一定ペースで飛ばしていきます。しかし、少し脚に違和感が生じてきました。右膝にかすかに、しこりのようなものが。痛いと言うほどではなく、長距離走っている際に特有の疲れのようなもの。でも、今朝からまったく無理はしていないし、体調はすこぶるいい。さほど気にしなくても大丈夫だよね。そう考えて、そのまま進みます。

そのうち、昨日眠くて路肩に倒れ込んでいたポイントあたりを通過。こういうところで、半分立った状態で寝てたんだ…
From PBP2011



そして丘のピークにある村を通り過ぎたとき、子どもたちが手を叩いて応援してくれているのに遭遇。嬉しくて、思わず「FOTO!」と声をかけ、走り去り際撮らせてもらいます。PBPの参加者から撮られることを想定していなかったみたいで、ちょっとビックリの様子。突然固まってしまいました。そりゃそうだよね。日本人以外で、走りながらカメラを撮るランドヌールには私自身一度も遭遇しませんでしたし。
From PBP2011


From PBP2011


途中の辻に立っていた、PBPの進行方向を示す標識。右の、黄色地にピンクの矢印が往路、ブレスト行き。そして左の、オレンジ地に青い矢印が復路、パリ行き。最初説明書を読んだとき、なぜそんな配色にするのか意味がわかりませんでした。でも実際に見ると、すべて蛍光色の組み合わせ。きわめて合理的だと思います。ルートは事前に主催者から発表され、ルートデータはGPSサイクルコンピュータに取り込んでおくことができますが、これがけっこう実地と違うことも。やはりこの矢印がいちばん信用のおける存在なのでした。ちなみにそれぞれの矢印の先端は再帰性反射材。夜間でもライトに反射するようになっています。
From PBP2011



そんなこんなで、ここでもさほど苦労することなくルデアックに到着。時刻は15:30。仮眠しておくかなと思ったものの、ブレストに至る道であれほど大勢の参加者が迫っている様子がプレッシャーとなっていて、先に進むことを決意させました。とはいえ、仮眠以外でもたくさん時間は取られます。まずウエア選び。長袖と半袖、どちらにしよう。iPhoneがあれば天気予報で判断できるんだけど。ドロップバッグの見張りをしていたツアー会社のかたに予報を聞いてみると、「みなさんに聞かれるんですが、晴と雨と曇りのマークがいっぺんに出ててわからないんですよね」と、なんとも頼りにならない答。なんじゃそりゃ… なら、自分が数日前に得ていた情報をもとに、前半ほど気温は上がらないと信じて長袖&タイツで行こう。そのまま「お風呂セット」をもって、昨日の収容所のようなシャワー室に向かいます。

昨日と比べて大きく違うところは、さすがに800km近く走ってきて、お尻がかなり痛くなっていること。通常のロングライドではレーサーパンツのパッド部分に擦り剥け防止の専用クリーム(assosのChamois Creme)とワセリンをべったり塗りつけています。しかしこの距離だともっと対策が必要と言うことで、痛み止めのロキソニンを定期的に飲んできました。ここでさらにもう一段と言うことで、ReSkinという、お尻に直接貼り付ける擦れ防止のシール状のものを貼り付けます。これを貼っていると大きい方のトイレではいちいち剥がさなければならず、不潔な感じもあってほとんど使ってこなかったのですが、万全を期します。

また、先ほどすこし感じていた膝の痛みに対応するため、持参したキネシオロジーテープを右膝に。一連の作業は下半身裸の状態で行わねばならず、余人に見られると国際問題になりそう。でも幸いなことに、脱衣場には誰もいなくて助かりました。

予備のリチウムイオン電池や補給食などもフロントバッグに積み込み、再出発です。このルデアックの街はやけにギャラリーが多く、駐輪場への道には数百人が詰め掛けています。赤ん坊を抱いた若い父親が興味深そうに私の準備を眺めていたので、タッチパネル式のGPSを操作。ルデアックの市街地図を見せてあげます。現代の自転車乗りであれば珍しくもない装備ですが、ずいぶん驚いてくれたようで、こちらとしてもちょっと満足。

実は、上記の準備だけで2時間ちょっとが経過しています。時刻はすでに17:30過ぎ。ああ、なんてのろまなんだろう。自己嫌悪に陥りながら、でも先ほどのペースは堅持したまま出発。

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